尾道の海
「海が見えた。海が見える。
五年振りに見る、尾道の海はなつかしい」
林芙美子の「放浪記」の、有名な一節
子供の頃、電車にのって岡山方面から尾道に向かう時、造船所のクレーンが見え、
その後、海が見えた時、すごくテンションが上がったのを思い出します。
祖母の家の生活排水が流れる溝にはアカテガニが住み着いており、普段見られない生き物を探しているとき、造船所のなにか分からない大きな音が、時折聞こえてくる、尾道に来たんだと思わせられました。
子供の頃の夏休みは毎年、祖母の家に遊びに行き、ぼくのなつやすみというゲームみたいな夏を過ごしてました。
こういう経験から私にとって尾道といえば夏、夏といえば尾道なんですが、他の人もけっこう尾道といえば夏っていう人が多いのです、なんででしょうかね?
今でもお盆にはお墓参りに行き、暑い中、坂を登り尾道の景色を見ながら手を合わす、この時だけは変わらぬ尾道の夏を毎年繰り返しています。
尾道の路地裏
尾道の路地裏です。
尾道は鉄道と国道に沿った商店街を軸に東西に細長く、山側は神社仏閣、海側は港町といった感じになっている。
空襲もなかったため、昔からの町並みが残り写真のような細い路地がいくつもあります。
その中でも商店街の南側は細い路地にも結構な数のお店があり、西から東に行くほどディープな感じになっていき面白いです。
歩いてみればわかるんですが、閉めてる店も多くこういった町並みがいつまで続くのか分かりません、しかしながら最近は若い人ががやってきておしゃれな店があちこちにできてきてまた違った一面を見せ始めました。
キレイでおしゃれな町になってきた反面、昔ながらの懐かしい人間味の感じられる町並みが消えていくのも寂しいです。
忘れぬように撮りためていきたいです。
尾道の夜
みなさんこんにちは
毎日更新しようと意気込んでいましたが、
まったくもって無理ですね
尾道のどこかの屋根です
月に照らされて屋根瓦が光っているのを手持ちで撮りました。
街を散策して撮るときはRX100で撮ることが多いんですが、必然的に感度を上げてとらないといけないので結構ざらつきが出ます、普通なら三脚などを使って避けるんでしょうが、夜の物悲しい感じと相まって夜の街角を撮る時はあえて手持ちで撮るようにしています。
尾道の街の雰囲気はこんな感じの所が多いので好きなんですが、車で行くと駐車場が困りますよね。
尾道の夜景の撮影スポットの千光寺公園の駐車場は夜間なら無料なんでおすすめです、展望台まで徒歩10分くらいで行けますが、ごくたまに犬がいたりするんで気をつけてください。
あと街まで降りるにはかなり歩くので、街角の写真を取るときは街中の100円パーキングを使うことをおすすめします。
みなさんも素敵な尾道の夜を撮ってみてはいががですか?
それではごきげんよう